僕は8年前、地元の小学校のクワガタクラブで、
ボランティアをしていました。
ボランティアをするきっかけは、ひとりの校長先生の想いからでした。
校長先生は日ごろ、「地域と学校」、「子どもたちと校長」の間にある、
「何か縮まらない距離」を縮めたいと感じていました。
いつも、子どもたちや保護者と「共通に話し合える話題」があるといいなぁ
と思っていたのです。
あるとき、校長先生は
『昆虫を通して、気軽に来られる学校や校長室にできないだろうか?』と
校長室で、クワガタやカブトムシを飼うことを思いつきました。
僕は、校長先生の想いのお手伝いをさせていただくことになりました。
当時の様子は、「校長室の昆虫館」として「中日新聞」でも紹介されました。
http://www.e-mushi.com/danke/keisai/chunichi.htm
「校長室の昆虫館」とは別に、クラブ活動の中に、「クワガタクラブ」
を作っていただき、僕が地域ボランティアとして「クワガタクラブ」の
担当をさせていただくことになりました。
お手伝いをしていた当時の僕は、
子どもたちに、世界の珍しいクワガタやカブトムシのことを教え
「育てる」ことの楽しさや、神秘を体験してほしい!と一生懸命でした。
「これ、なんていうクワガタなの?」と興味津々の子もいれば
クワガタが怖くて、触れなかった子も。
クワガタクラブには、いろんな子どもたちがいました。
そんな子どもたちも、いつの間にか、
クワガタやカブトムシに親近感をもつようになり、
自分で捕まえて、観察できるようになっていったのです。
4年ほど続いたその取り組みは、
僕にとっても、子どもたちとのふれあいの場であり
たのしいひとときでした。
そして、3月。
その子どもたちの卒業式に、僕も呼んでいただき、
とても感激しました。
子どもたちが、はじめて卵を発見したときの
「あっ!」という驚きの顔を見たときや
大切に育てていたクワガタが死んでしまったときの
悲しい表情・・・
自分の子どものように、いつも楽しくふれあった日々。
卒業式では、走馬灯のように思い出して、涙が出ました。
今では、残念ながら事情があって、
小学校のクワガタクラブは、なくなってしまいました。
「あの子どもたちは、今ごろどんな風に大きくなっているのかな?」
と当時のことを、懐かしく思い出してしまいます。
僕は、今でも、「子どもたちの未来を応援していきたい!」
という想いを、強く持っています。
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